LaTeX環境構築 めも

自宅のミニpc鯖にLaTeX環境を構築したときの備忘録。

インストール

Quick install - TeX Live - TeX Users Group 上のページに従ってインストールを行う。

sudo apt install texlive-full

でもインストールできるけれど、最新のtexliveをインストールするならば、上のページからインストールするのが良さそうだった。(2023/01/21現在)

インストール終了時にPATHを通すように言われるので、PATHを通してとりあえず完了。
(/usr/local/texlive以下にインストール時のログが残る。)

フォント関連

LuaLatexがフォントの設定がしやすいらしいので、LuaLatexを使う。 動作確認してみる。

↓test.tex

\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage[no-math]{luatexja-fontspec}
\usepackage{amsmath}
\usepackage[top=30truemm,bottom=30truemm,left=25truemm,right=25truemm]{geometry}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{amsfonts}
\usepackage{amssymb}
\usepackage{indentfirst}
\usepackage{type1cm}
\usepackage{setspace}
\usepackage{here}
\usepackage{fancyhdr}
\usepackage{lastpage}
\usepackage{ifpdf}
\usepackage{hyperref}
\usepackage{type1cm}
\usepackage{titlesec}

\title{\vspace{-2.5cm}日本語のLaTeX文書}
\author{Temp Lee}
\date{\today}

\begin{document}
\maketitle

これは、日本語を使用したLaTeXの文書です。
LaTeXは、日本語の文章を美しく書くためにも最適なタイプセットシステムです。

\section{はじめに}
LaTeXは、文書作成システムと文書マークアップ言語です。学術や科学の出版物に使用されることが多く、技術的な数学分野にも使用されます。「LaTeX」という名前は、Donald Knuthによって作られたソフトウェア「TeX」に由来し、ギリシャ文字の「lambda」が、タイプセットシステムを表しています。

\section{LaTeXの歴史}
LaTeXは、Microsoft Wordなどの従来のワープロよりも多くの利点を持っています。それらの利点には次のようなものがあります:

\begin{itemize}
\item 数学的な技術的な文書の高品質なタイプセット
\item 文書全体にわたる一貫性のあるフォーマット
\item 交差参照や参考文献の管理の簡素化
\item 複数の言語や文字エンコーディングに対する組み込みサポート
\end{itemize}

\section{数式の例}
LaTeXは、数式をタイプセットするためにも最適です。例えば、次のような数式をタイプセットすることができます:
\begin{equation}
e^{i\pi}+1 = 0
\end{equation}

\begin{align}
\vec{F} &= m\vec{a}
\end{align}

\begin{gather}
x = a_0 + \frac{1}{a_1 + \frac{1}{a_2 + \frac{1}{a_3 + a_4}}} \
y = b_0 + \frac{1}{b_1 + \frac{1}{b_2 + \frac{1}{b_3 + b_4}}}
\end{gather}
  
LaTeXは、数式を書くためのマクロを提供しており、数式を美しくタイプセットすることができます。
また、LaTeXは数式の自動整形機能を持ち、複雑な数式を簡単に書くことができます。
例えば上記のような等式、不等式、ベクトルなどが書けます。

\section{結論}
結論として、LaTeXは、学術や科学の出版物、そして多くの技術的な数学分野に適した強力かつ多用途なタイプセットシステムです。従来のワープロよりも多くの利点を持ち、これらの分野のプロフェッショナルに広く使用されています。

\end{document}

lualatex test.texを実行すると下のようなpdfが出力された。

参考:

LuaTeX-jaの使い方 - LuaTeX-ja Wiki - LuaTeX-ja - OSDN